コンパニオンプランツ(とまと)
当農場のとまとハウスで現在行われているコンパニオンプランツをご紹介します。
※コンパニオンプランツ
近傍に栽培することで互いの成長に良い影響を与え共栄しあうとされる植物のことを指す。
野菜類等とハーブ類等をうまく組み合わせて一緒に植えると、病害虫を防いだり、
成長を促進したり、収穫量が増えたり、風味や芳香を良くしたり等、
様々な良い効果を生み出すと言われている。
・大豆
大豆の根には根粒菌が存在しており、大気中の窒素をアンモニアに変換し(窒素固定という)、
植物の成長に欠かせない窒素を大豆に供給する働きをしている。
大豆が根にため込んだ養分(窒素)をトマトが頂くことで化学肥料を使わず栽培できる。
・バジル
トマトを害虫から守り、生育を促進させ風味を良くする。
コナジラミ、ハエ、蚊、アブラムシなどを寄せ付けない効果がある。
また、余分な水分を吸収してくれるため、トマトの水分が必用以上に多くなるのを
防ぎ、甘味を出すことを助ける。
・麦
野菜が育つ菜園の土は、水はけが良く、水持ちの良い土である。
麦の根は硬い土の層を突き抜け水はけを良くする効果がある。
・ニラ
ニラの根に存在する拮抗細菌が、萎ちょう病等の病原菌を抑えたり、
害虫を遠ざけたりする。
また、連作障害防止にも良い。